全10回連載でオーロラのお話をお届けします。
第1回目の今日は、「なぜ私たちがオーロラを見る&撮影するためにアラスカに行くのか?」ハマったきっかけをお話します。
2012年10月13日。
オーロラ、初体験の日。
この日の感動が忘れられず、それ以来、私たちは、毎年フェアバンクスに通っているのです。
その日、私たちは、総勢10名は、アンカレッジからフェアバンクスまで車を走らせました。
出発した時の、アンカレッジの天気は、曇り。
その後もずっと曇っていて、天気が良ければ西側に見えるはずのデナリは、全く見えませんでした。
宿泊予定のロッジに到着したのは夕方4時。
この時も天気が悪く、「オーロラは見れるのかな?」とみんな、少し心配気味。
それもそのはず。
この中のほとんどのメンバーが明日帰ってしまう予定だったのです。
私たちは、3日居る予定でしたが、みんなは、今日、この日が、オーロラを見る最初で最後のチャンス……。
ただ、私も含め、数人は、
「自分たちはラッキーさんだから、今日、見られないはずはない」と思っていました。
夕食を食べにフェアバンクスに到着した頃には、雲の合間から青空が顔をのぞかせました。
「絶対、見られる!」
太陽を見た時、全員がそう確信しました。
フェアバンクス市内のガソリンスタンドのおじさんに聞いた”フェアバンクスで一番カニの美味しいお店”で食事をし、
外に出てきたのが、8時前。
空を見上げると、私たちの頭上に白い雲のようなラインが……。
良く見ると、そのラインが動くのです!
ゆらゆら揺れたり、伸びたり、縮んだり。
「あれ、オーロラじゃない?」の声とともに歓声を上げる私たち。
まさか、こんな早い時間に見られると思ってなかったので、
大した防寒着も、ましてやカメラや三脚も用意していませんでした。
急げ〜!!
ロッジへと車を走らせます。
光があるフェアバンクス上空も、この日はオーロラで埋め尽くされていて、とても神秘的。
いつ消えるか分からないオーロラにハラハラしながら、市内を抜け、ロッジへ。
その間も、伸びたり縮んだり、空全体に絵を描くオーロラ。
やっとロッジに着いて、服を着て、カメラを持ち、外へ。
この日のオーロラは、私たちが来たのを喜んでくれるかのように、ずっとずっと出続けてくれました。
渦を巻くオーロラ。
頭上から降ってくるオーロラ。
空に何本ものカーテンを作り、ダンスするオーロラ。
色んなオーロラを見ました。
オーロラは、宇宙で起こる現象です。
地球の気温、天気などは、全く関係ありません。
宇宙にあるこんな大きなものを目で見ることができるなんて、素敵すぎます!
この日、この場所に来ることができたことにありがとうが、泊まりませんでした。
そして、この感動をたくさんの友達と一緒に見ることができたことも、嬉しかった。
それ以来、何度も通っているが、この日以上のオーロラに出会えたことは、ほとんどない気がします。
この日のオーロラが凄ごすぎたのか?
初回の感動が、そう思わせているのか?
それは分かりません。
初めてオーロラを見た時、
「みんなにオーロラを見せたい!」
「この感動をみんなでシェアしたい!」
と、思いました。
ということで、2016年も写真家Tak S. Itomiによる写真ワークショップを行います!
写真を撮りたい人も、オーラを見たい人も、オーロラと一緒に写真を撮って欲しい人も、どなたでも大歓迎です!
一緒に感動して、笑って、そしてアラスカで美味しいものを食べましょ〜!
詳細は、「Tak S. Itomi オフィシャルサイト」をご覧ください!