みんなでオーロラを見に行こう!Vol.2:初心者でもこんなにいい写真が撮れちゃうよ!

「みんなでオーロラを見に行こう!」10回連載中の2回目です。

「オーロラの写真なんて、簡単に撮れるの?」という方のために、初めて私が撮った時の写真をお見せします。

 

持っているカメラとカメラに対する知識

私が使っているカメラは、ミラーレスのNikon1 J3。

旅の時は、このカメラを持ち歩いていますが、ほとんどオートで使っています。

少し使う機能は、ホワイトバランスと明るさと暗さの調節(+・−を変更)程度です。

レンズキットで買ったので、望遠レンズを持っていますが、ほとんど変えたことはありません。

つまり、カメラの機能をほとんど知らない初心者です。

 

オーロラ撮影に必要な物は?

写真家Tak. S. Itomiの写真ワークショップのテキストから、オーロラの写真を撮るときに必要な物をピックアップします。

1:三脚

三脚は、カメラに合ったもの。 全てのカメラの全ての三脚がくっつきます。
でも、足の細い弱い三脚では重 いカメラを支えることができません。

2:マニュアル設定(M)のできるカメラ

全ての一眼レフカメラはマニュアル設定が可能です。
ミラーレス一眼もほとんどのものがマニュアル設定が可能です。
ほとんどのコンパクトデジカメは、できません。

3:マニュアルフォーカス(MF)のできるレンズ

これ注意!カメラはマニュアルフォーカスができても、レンズにマニュアルフォーカスが無い場合があります。
また、レンズでフォーカスするのではな く、液晶モニターを見てのデジタルマニュアルフォーカスも注意。
星空やオーロラなど真っ暗な状況でフォーカスできるかどうかを、事前に確認しておく必要があります。
こちらも、ほとんどのコンパクトデジカメにこの機能はついていません。

*ワークショップに参加するとオリジナルのテキストブックが付いて来ます

 

実践してみる!

Aurora-b3

 

本当に私が初めて撮ったオーロラの写真です。

まずは、「ISO最大(このカメラの場合6400)、露出時間25秒から始めて、明るかったら調節していくように」とTakからの指示。

一部にフォーカスしすぎ&明るすぎました。

・ISO 6400

・露出時間25秒

・F5.6

・レンズ10mm-30mm

 

 

Aurora-b4

 

それを踏まえて、2枚目。

フォーカスを引き気味にしまたので、空の大部分が入りましたが、まだ明るいです。

・ISO 6400

・露出時間25秒

・F3.5

・レンズ10mm-30mm

 

Aurora-b5

 

5枚目。

露出時間をほぼ半分にして、いい感じになってきましたが、まだまだ空の色が明るすぎますね。

そして、オーロラが明るくなってきたので、オーロラの部分が白くなりすぎました……。

・ISO 6400

・露出時間13秒

・F3.5

・レンズ10mm-30mm

 

Aurora-b6

 

10枚目。

ISOを下げてみました。

空の色が、少し明るすぎですが、かなりいい感じです。

・ISO 3200

・露出時間13秒

・F3.5

・レンズ10mm-30mm

 

でも、オーロラがやはり白すぎるので、ISOを下げます。

 

写真を暗くする方法は2つあります。

ISOを下げるか、露出時間を短くするかです。

 

ISOが高ければ高いほど、画像が荒くなります。

ISOを下げると写真がシャープになってきます。

なので、まずは露出時間を短くし、ある程度良くなったら、今度はISOを下げていきます。

オーロラを撮るときに、この2つについて理解していれば、自分一人で工夫しながら、撮ることができます。

 

Aurora-b1

 

13枚目。

ほぼ完璧!

空は暗いし、画像が荒くないし、写真もシャープだし!

・ISO 1600

・露出時間13秒

・F3.5

・レンズ10mm-30mm

 

Aurora-b2

 

15枚目。

はーい、完璧です〜。

・ISO 1600

・露出時間13秒

・F3.5

・レンズ10mm-30mm

 

ということで、オーロラのワークショップに参加するとこんな素敵な写真が撮れちゃいます!

 

ワークショップの日程

グループ1:2016年1月7日(木)〜11日(月)

グループ2:2016年1月11日(月)〜15日(金)

1回6名様まで。

両コースとも若干の空き有り。

詳細とお問い合せは、「Tak S. Itomi」オフィシャルサイトをご覧ください!