2014年6月14日朝、インターネットを見ていたらサンフランシスコの情報サイトに「Today’s World Naked Bike Ride in S.F. 」と書かれているのを発見。写真は、みんなが裸で自転車に乗っているものでした。
ちらっと見て、「さすがヒッピー文化のあるサンフランシスコだ!」と思い、記事の中で読まずにその日のミーティングへ。
朝、サンフランシスコで「World Naked Bike Ride in S.F. 」が行われることを知り、そのまま出かけた私。「取材に行きたいけど、サンフランシスコじゃ遠いな〜」と思いながら家に帰ってくる途中、なんと「World Naked Bike Ride in L.A. 」が行われていたらしく、LAのダウンタウンで裸の自転車集団に遭遇。
驚きと大興奮状態で追いかける私達。その目の前を裸で走る抜ける人々約300人。性別、年齢、人種、体型、全く関係なし!
私達が見た中では、ほとんどの人が自転車に乗っていました。全く衣服を身につけていない人と水着や下着程度の人が半々という感じでしょうか。沢山の人が背中にメッセージを書いていました。
初めは、「写真を撮っていいのかな?」という思いもありましたが、朝見た記事には写真も掲載されていましたし、写真を撮られる前提で乗っているのだろうと思い、写真を撮っていると、たくさんの人が笑顔で手を振っていました。
この開放感……。
何なんでしょうか?
なんだかとてもハッピーな感じがしました。
このイベントを見て、まず感じたのは、「世界は自由だな」ということと、「自分のやりたいことをやって生きていけばいいのだ」ということ。
服ってなんだろう?
資本主義ってなんだろう?
世界は、複雑になりすぎたのかもしれない。
人は、いつも何かの仮面をかぶって生きているのかもしれない。
性別や年齢、人種、職業、役職などが、人を縛り付けているのかもしれない。
全てに制限を設け、複雑にしてしまっているのは人間だ。
人間は生まれてきた時はみんな裸。
たまには表面のものを脱ぎ捨てて、ただただシンプルに過ごすことがあってもいいのかもしれないですね。
このイベントを見て、そんなことを思いました!
このイベントはいったい何?
「World Naked Bike Ride」とは……。以下オフィシャルサイトよりまとめ。
2004年6月12日、「World Naked Bike Ride」に初開催。これより前は、世界各国で様々な団体が別々に「Nude Ride」的なものを開催していましたが、2004年にいろんな団体が合体し、「World Naked Bike Ride」という名前でイベントを開催。2004年は10カ国28都市で行われました。今までに行われた都市は、20カ国70都市なんだそうです!!
ロサンゼルスは今年で8回目。LAistによると、参加者は300人だったそう。*「LAist」に写真あり。
そもそもこれが始まったきっかけは何だったのでしょうか?
「オイル依存に抗議し、人々の個性とパワーを祝う」とサイトには書かれていて、現在もこのイベントのコンセプトは変わっていません。「このコンセプトを元に、自分なりの抗議メッセージ」を発信するのは大歓迎らしいです。抗議内容は、オイル依存じゃなくても、戦争についてでもなんでも、自分の国にあったメッセージで良いそう。
さてさて、いろいろ気になることがありますよね?オフィシャルサイトから、私が気になる質問の答えを探してみました!
Q1:完全に裸じゃないとダメなの?
下着や水着でも全く問題なし!
サイトには、 “as bare as you dare”、つまり「あなたがやれるだけやれば」と書かれています。
Q2:自転車に乗らなきゃいけないの?
スケボーでも、インラインスケートでも何でもOK!ただ、歩きだとみんなのペースについていけないので、何か乗り物に乗ってねって感じらしいです。
Q3:法律違反ではないのですか?
サイトには、「国や市にもよるけれど、裸で外にいることは、あなたが思うより問題にならないことが多い」と書かれていました。公共の場で裸で何をしているかが問題であって、問題行動を起こさなければ、イベントの開催自体は問題ないようです。
裸で自転車に乗ることを問題にしている都市では開催されないということです。オフィシャルサイトには、開催都市の中に「Japan」がありましたが、2009年に計画されていたものの、実際は開催されていないようです。
Q4:みんなが写真を撮って行くのでは?
基本的には、一般の人達から写真を撮られるので、嫌な場合は撮らないようにリクエストしてくださいとのことです。みんなが裸の自分の写真を撮る……。勇気がいりますね……。
**写真がサーバーにアップできないため、写真は、「LAist」のページでご覧ください!