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RVの旅第1回:アメリカロードトリップの最強形態

アメリカでロードトリップをする度に、RVカーで旅をしている人たちを見かけます。バスサイズの巨大なRVカー。その後ろには、チョイ乗り用のJEEPなどのフルサイズSUVを牽引し、その上にカヌーや自転車、サーフボードなんかをくくりつけて、遊び道具は全部持っていく子供のような旅。まさにロードトリップの最強形態とも言える旅です。いつかはそんな旅をしてみたいと、誰もが憧れるもの。ラッキーなことに、2019年の冬と夏に2度もRVの旅に出かける機会を頂きましたので、その旅の様子をご紹介します!

遊び道具を詰め込んで旅に出よう!

RVカーをレンタルしたのは、「El Monte RV」。世界最大のRV専門レンタル会社です。ちなみに日本で使われる「キャンピングカー」という言葉はアメリカでは使われていません。「RV(Recreation Vehicle)」というのが一般的に使われている言葉。

2019年冬の旅は年末年始。8人が十分に寝れる大型車(全長28フィート=8.5m)を借りて、ラスベガスを出発し、デスバレーに行きました。また、夏の旅では、バスタイプの超大型車(全長33フィート=10m )を借りてロサンゼルスを出発し、ラスベガス、レイクミード、グランドキャニオン、セドナ、コロラド川、エンジェルスフォレストなどを7日間かけてまわりました。
「え!?これ普通免許で運転して大丈夫なの??」という巨大なバスサイズの車を、平気な顔で「Good Luck. Have a safe trip.」と貸してしまうあたり、さすがアメリカ。

全長28フィート=8.5m

レンタカーの手続き(コラム第2話でご紹介)を終え、運ばれてくる車両を見た時の第一印象は、とにかくデカイ!運転席から見ると、駐車場も、道路も、自動車も、全てが狭く小さく見えます。恐る恐るアクセルを踏み込むと、石油タンカーが動くかのようにグググッとゆっくり車体が動きます。駐車場の出口なんて、石油タンカーで小川に入るような感覚です。ゆっくりと駐車場を出て、まずは一般道を走ります。そこで気がついたこと。他の車が怖がって全く近寄ってきません。車線変更のサインを出せば後ろの車がすぐに道を譲ってくれます。なんせ、怖いからね。カーブではバスの動きを真似して大回り。一旦フリーウェイに乗ってしまえば、車線も広くリラックスして運転できますし、車高も高く見晴らしも良いので、バスの目線で広い景色を楽しむことが出来ます。スピードは、最初は50マイル/hぐらいでのろのろでしたが、慣れると次第に制限速度の70マイル/hや75マイル/hでの走行が可能になりました。ブレーキに関しては、なかなか効かないという印象なので十分な注意が必要。渋滞や信号のある道では車間を十分にあけ、フリーウェイの出口も随分前から減速をしました。


そして、RVカーの最大の醍醐味といえば、キャンプサイトでの滞在。言うなれば、自分の家を丸ごと絶景のロケーションにポンと持っていく感じ。毎朝、目がさめて外を眺めると、ある時は湖畔で、またある時には森の中など、そこには違った景色が広がっているわけです。窓を開け、コーヒーをいれ、トーストを焼きます。キッチン、トイレ、洗面所、そしてシャワーも車内にありますので、どんなロケーションや天気でも、好きなように朝を過ごすことができます。

RVカーの旅を特にオススメしたいのが、子供を連れた家族や、足腰が悪く長時間の移動が苦手な方、荷物が多い方など。家をそのまま移動させるようなRVですので、車内では家の中にいるような感じで過ごすことができます。家の中にいながらにして、ドアを開ければ目的地。まるで「どこでもドア」のような旅が可能になるわけです。“原則”として、走行中の車内ではソファーに座ってシートベルト着用です。原則としてはw。

ABOUT ME
いづみ
ジャーナリスト。Seven Seas Media Inc.代表。 広島大学学校教育学部在学中に訪れたアメリカに感動し、大学卒業後、留学。カルフォルニア州立大学映画学部大学院脚本学科卒。ロサンゼルス、ラスベガス、グランドサークルのスペシャリストライターとして、日本のメディアに記事を執筆。日本最大の情報サイトAll Aboutのアメリカ、ラスベガス、ロサンゼルスのオフィシャルガイド。著書には、「ラスベガス&グランドキャニオンに行きたい!」「時計じかけのハリウッド映画」などがある。